フラットヘッドのデニムへのこだわり

フラットヘッドジーンズはレプリカのみのデニムではありません。ただ単にヴィンテージをそのまま復元するのではなく、ヴィンテージの良いところはとことん追求して取り入れ、日本人に合わないところは改善して創りあげたのがフラットヘッドのジーンズです。例えば、現在メインの生地になっている3000番台の生地は、旧式織機で高密度で織ったザラ感とムラ感のある14.5ozある生地を、ピュアインディゴにより約24回前後の染めを繰り返すことにより、濃く染まり、さらに糸の芯は白く残しているため、履くほどに、濃淡のメリハリがついた立体感のある色落ちになります。また、色落ち感は細かい点の色落ちと、縦落ちが綺麗に現れ、点と線の融合の色落ちが楽しめます。この色落ちは何年代の何をレプリカした、というものではありません。40年代から60年代のヴィンテージが持つ良いところを融合させてフラットヘッドの理想の色落ちを追求したのがこの3000番の生地なのです。また縫製に関しては、当時のワークウエアとしての機能を残して、生地に凹凸を作り、糸切れを起きにくくし、永く履くための耐久性を持たせた作りにするために、ベルトループの巻き縫いやバックポケットのナローステッチなどの縫製などのポイントで、熟練の職人でないとなしえない技術で、50年代ごろの縫製を再現しています。さらにフラットヘッドのこだわりはシルエットです。ヴィンテージジーンズを日本人が履くとだぶつく感じの腰回りのもたつきが出がちです。それをフラットヘッドのジーンズではシルエットを調整し股上を浅めにとることによってスッキリした日本人が履いてかっこいいラインを実現しています。このように、ヴィンテージをただレプリカするだけではなく、ヴィンテージが持つこだわりを再現し、あるいは、さらにその質を高め、かつ現代の日本人がデイリーウエアとして着込む楽しみを味わえる、それがフラットヘッドジーンズです。長くなりましたがこの最高の逸品を手に入れ自分自身の手で育ててあげて下さい。

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